持続可能性ロードマップビジョン
2012年に策定した持続可能性ロードマップ ビジョン (Sustainability Roadmap Vision/SRV) 2020は、持続可能性の実現に向けた当社の総合的な戦略となりました。SRVは当社の事業全体に関わるステークホルダーの皆さまと広範なサプライチェーンに関する10の主要な影響分野を定め、それぞれに意欲的な目標を掲げています。さらにSRVでは、持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals/SDGs) 引き続き支援するための当社の取り組みが開始されます。
SDGsの17項目は、地球規模のパートナーシップに基づく、先進国と発展途上国を含むすべての国々による緊急行動の呼びかけです。貧困を撲滅するには、健康と教育状況を改善して不平等を解消し、経済成長を促進すると同時に、気候変動に対処して海や森を守る戦略を行う必要があります。
当社はビジョン2020の目標の大部分を達成しましたが、そうして進展したことで、持続可能性取り組みの範囲を拡大する必要があることに気づきました。そのため、社内チームと社外専門家による精査の末にビジョン2030を策定しました。ビジョン2030はビジョン2020と比較して、対象となる問題の範囲が拡がっています。また、国連の持続可能な開発目標と気候変動に関するパリ協定に沿った内容となっています。
ビジョン2030は、生産、森林、人々という、当社の事業に関する3つの主要分野に焦点を当てています。その対象範囲は、責任ある管理が行われている植林地から供給された木材原料を使ってどのようにして炭素排出量の少ない製品を生産しているか、また、地域社会の幸福にどのように貢献しているかなどです。持続可能な開発目標(SDGs)は、ビジョン2030の課題に組み込まれています。ビジョン2030の実現に向けて取り組むことにより、国際的なベストプラクティスを実践することになり、SDGsという世界の目標の達成に貢献することができます。ビジョン2030については、本ページの下でご覧いただけます。また、持続可能性ロードマップビジョン では、当社のこれまでの軌跡とビジョン2020の達成状況をご確認いただけます。